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長野県木島平村と野沢温泉村

2019.08.13槇島 藍

長野県の木島平村に中学校で教わった美術の先生が住んでいて、たまたまご縁があって再会できて、アーティスト・イン・レジデンスのときにお世話になりっぱなしでした。

先生の本棚でみつけた佐藤忠良と安野光雅ほか数名の編集でつくられた「少年の美術1.2.3」という現代美術社から出ている中学生向け美術教科書がずっと気になっていて、絶版になっているのを今回お借りすることができたので、この夏のお休み中に何度も読んで、自分の制作に関して、アトリエ・アオについて、よく考えてみようと思っています。

三つ子の魂、百まで。なので、中学生の頃に受けた美術教育と美術部での活動。私はそこに自分の表現のルーツ、根っこ、があると思っています。クロッキーが好きなのも、人や自然の風景が好きなのも、ふるくて、現代の美術に対応できるのか、とか、それをどうにかして伝えるには、とか悩みはつきないですが。先生と会って話すと自分にとっての疑問や思ってることを、聞いてもらえるので、気持ちが新たになるし、今回は「目を鍛える」「目をつくる」など美術教育の意味を長年の経験からばんっと出されていて、うわっとなりました。

野沢温泉村ではおぼろ月夜の館斑山文庫での「にしもとおさむ展」のワークショップを見学させて頂きました。すごくすごくよいご縁があって、長野とまたつながれたら、嬉しいです。

写真は大好きな中町展示館の横の神社。